野菜作りへの想い

美味しさを追及したい

 

農業を生業として暮らしたいと考えた時、まず「美味しいものを作りたい」と思いました。
それは前職で食べ物に携わったことから学んだ大切なことでもあります。
食べるものだから「美味しさ」を追及するのが当たり前。
でも、農業初心者の自分達が美味しいものを作ることが出来るのだろうか・・という不安。

それから、野菜と美味しさとの関係を模索する日々が始まりました。
沢山の失敗を重ね、回り道をして、
でもそこから見えてきた希望の光を頼りに、すこしずつ自分達の理想へと近づくことを実感してきました。
それは、丁寧な土づくりと野菜を見る確かな目を養うことにありました。

土壌診断による根拠のある施肥と多様な微生物による土づくり。
野菜に必要としているものを見分けそれを適期に施す確かな目。
美味しい野菜づくりの根幹はここにあります。
つまり、野菜がストレスを感じるような無理な育て方をするのではなく、
伸び伸びと野菜本来が持つポテンシャルを引き出してあげる作り方。
そうすることで、野菜自身がが栄養たっぷりで且つ美味しくなってくれる。
そんな野菜の力を引き出してあげる人、自分達はそんな農家になりたいと考えています。

 

 

野菜は薬草でなければならない

「野菜は薬草でなければならない」
これはある先輩農家さんから教わった言葉。
この言葉を聞いた時衝撃を受けました。
と同時に、目の前が明るくなるのを感じました。
それは、自分達が目指したい道をとても分かりやすく言ってくれた言葉だったからです。
つまり、野菜は美味しいだけではなく、食べた人が健康になるものでなければならない。
まさにそれが自分達が作りたいものです。
野菜は作り方によってその栄養素も様々です。
農薬の使い方、肥料の施し方、栽培に対する考え方が野菜に影響するのです。
でも、ある時気づきました。
野菜本来の力を引き出し美味しく作ることが、栄養たっぷりで健康な野菜作りに繋がることを。
しっかりと土をつくり、必要とする養分を適期にあげることで、
野菜が健全に且つ美味しく育つのです。

美瑛やまびこ農園では、出来る限り農薬の使用を低減し、
また有機質肥料を中心に作物に優しくまた環境に配慮した施肥を実施しています。